こんな企業・担当者の方に読んでほしい■ 過去のホームページのまま事業が成長し、会社の実態と見え方が合わなくなっている■ 顧客の声や物件写真など、サイトに掲載できる素材が乏しい■ 事業内容が一般的な不動産業と異なり、制作会社に一から説明する労力が大きい■ 取引先に向けて、自社の姿勢やスタンスを正しく伝えたい■ 複数の事業を展開しており、サイト上での線引きを整理したいプリズム・エージェンシー株式会社様は、社宅仲介およびサポート業務と、医療関係者様向けの不動産コンサルティング、BPO事業を手がける不動産会社様です。一般消費者様に物件を紹介する不動産会社様とは異なり、取引先は社宅代行会社様、企業法人の人事担当者様、そして医療関係者様。事業の性質上、扱う情報の機密性が高く、お客様の声や取引実績を公開することができません。8期を終え、9期目を迎えた時点で、ホームページは創業期のものが使われ続けていました。取引先様からの相談が増え、社員も採用できるようになった一方で、サイトが会社の実態に追いついていない状態が続いていたといいます。今回は、掲載できる素材がほとんどない状態で、自社の姿勢をどうサイトに落とし込んでいったのか。制作会社の選定からリブランディングの過程までを伺いました。取り組み概要課題・創業時に作成したホームページのままで、会社の実態と見え方が合わなくなっていた ・伝えたいことが取引先に伝わっていなかった・事業の特性上、掲載できる実績や顧客の声がなく、強みを表現する素材が乏しかった ・不動産業を理解していない制作会社では、事業説明だけで労力がかかる懸念があった施策・取引先向けのリブランディングを軸にサイト全体を再設計 ・社宅仲介・サポート業務と、医療関係者様向けコンサルティング、BPOの事業構造を整理 ・「ホスピタリティ」「正しい情報提供」という2つの価値観を軸にメッセージを言語化 ・素材が乏しい制約下で、デザイン表現によって姿勢を伝える構成を設計 ・代表者様が窓口となるため、業務時間・連絡手段に合わせ、確認すべきポイントを絞った進行体制を構築制作期間約1ヶ月半プリズム・エージェンシー様の事業|3つの領域と、大切にしている2つの価値観プリズム・エージェンシー様の事業は、大きく3つに分かれています。ひとつは、社宅の仲介およびサポート業務。企業法人の人事担当者様や社宅代行会社様から依頼を受け、転勤や異動にともなう社員の方の住まい探しを支援します。窓口となるのは法人ですが、実際にやり取りをするのは入居される社員の方。法人と個人の双方に向き合う商流が特徴です。もうひとつが、医療関係者様向けの不動産コンサルティング。特に資産運用の領域で、医師をはじめとする医療従事者の方々を支援しています。そして3つ目が、BPO事業による業務支援。取引先から業務を受託し、実務を代行しています。会社の強みを伺うと、代表の西原様からは迷いなく2つの言葉が返ってきました。「当社が社内で共有し、取引先にもお約束している基本姿勢は、ホスピタリティと正しい情報提供です。この2つですね」一般的な不動産会社様であれば、取扱物件数やエリアの網羅性を強みに挙げることが多い領域です。しかし、プリズム・エージェンシー様が挙げたのは、いずれも人の姿勢に関わるものでした。この「正しい情報提供」という考え方には、西原様自身の経歴が影響しています。不動産業界で長年経験した後、医療領域でも営業の経験をされ、今の会社を設立されました。特に、医療領域での経験が大きかったそうです。そこでは、自分の意見を前面に出す営業がまったく通用しなかったといいます。「医療の世界では、『私はこう思います』という営業は通用しません。自分の意見で人が亡くなってしまうかもしれないからです。極端な話ですが」代わりに求められるのが、客観的な事実だけを正確に伝えることでした。「たとえば『この薬を使ったら死亡率が3割下がりました』という数字があれば、3割は3割です。それを『とても効果的だ』とか『あまり効かなかった』と解釈して伝えることはしません」事実と解釈を分ける。 この姿勢が、そのまま不動産事業にも持ち込まれています。「今はコンサルティングなので自分の意見も言いますが、事実と解釈は分けて伝えるようにしています」ポータルサイトや広告に不正確な情報が並びやすい業界だからこそ、この姿勢が差別化になっている。今回のホームページ制作は、まさにこの部分をどう表現するかが焦点になりました。【内部リンク挿入位置】不動産会社の効果的なSEO対策方法とは? https://lightdoor.jp/news_article/real-estate-seo創業期のホームページが限界に|9期目を前に見えた課題ホームページの制作を決めたきっかけを伺うと、率直な言葉が返ってきました。「もう、創業期のホームページが本当に限界だったんです」8期を終え、9期目に入ったタイミング。取引先からの相談も増え、社員の採用も進んできた頃でした。「1年、いや半年くらいは『ホームページをどうにかしなくちゃな』とずっと考えていました。そこで、今やるチャンスだなと思ったんです」10期目を見据えたとき、会社としてのブランディングを外に発信していく必要がある。そう考えるようになったといいます。課題は大きく3つありました。伝えたいことが取引先に伝わっていない最大の課題は、自社の姿勢やスタンスが、サイトを通じて取引先に伝わっていないことでした。ホスピタリティを大切にしている。正しい情報を届けている。しかし、それが創業期のサイトからは読み取れない。「取引先に向けて、どういう伝え方をしていけばいいのか。そこがずっと課題でした」デザインが会社の実態に追いついていない創業期のホームページは、機能としては成立していたものの、見栄えの面で会社の現状と乖離していました。「せっかく本腰を入れて作るなら、やはり見栄えは重要だと思いました」事業の線引きが整理されていない社宅の仲介・サポート業務と、医療機関へのコンサルティング。BPO事業。この3つの線引きをサイト上でうまく整理したいという要望もありました。事業内容を正確に伝えることは、そのまま「正しい情報提供」という自社の価値観の実践でもあります。取引先に向けたリブランディング。それが出発点でした。発注を止めていたのは「業界を知らない制作会社」への不安「どうにかしなくちゃ」と考えながら、実際の発注までには時間がかかりました。知り合いに声をかけ、制作会社を紹介してもらってはいたものの、打ち合わせにまで至らなかったといいます。理由は明確でした。「紹介いただいた先が、そもそも不動産業での実績がなかったんです。自分たちの事業や、自分たちの強みがどこまで伝わるのか、わからなくて」一般的な不動産会社様であれば、「賃貸仲介です」「売買仲介です」と伝えれば、制作会社側にもある程度のイメージが共有されます。しかしプリズム・エージェンシー様の場合はそうはいきません。・「社宅の仲介です」と伝えても、社宅仲介という業務自体が理解されにくい ・医療関係者様向けの不動産コンサルティングは、さらに説明が必要になる ・ビルの仲介もあれば、医師の資産運用案件、ご家族やご親族の住まい・相続の相談もある事業の幅が広く、かといって「不動産コンサルティング」と一括りにすると、今度は実態が伝わらない。「新しい会社に、もう一度自分たちのやりたいことを一から伝えるのは、結構な労力がいります」制作会社のホームページを見て判断しようにも、そもそもその会社が自社にとって良い制作会社なのかどうかを判断する材料がない。この状態が、発注の意思決定を止めていました。【内部リンク挿入位置】不動産のホームページ制作会社11選|選び方も解説 https://lightdoor.jp/news_article/real-estate-hp-agency / 不動産ホームページの参考事例集 https://lightdoor.jp/news_article/real-estate-hpLightDoorに依頼した理由|不動産業界への理解と価値観の一致西原様と澤井、ふたりの接点は、澤井がEGENTというサービスを展開していたスタートアップ時代までさかのぼります。その後もSNSでの発信を見ていたといいます。きっかけは、澤井のオフィス移転のお知らせでした。「この人なら任せられるかもしれない」西原様はその連絡を目にして、即座に返信したといいます。決め手になったのは、価値観の一致でした。「昔から、澤井さんは『結局、不動産は人だよね』という考え方でした。そこにはものすごく共感があって、それは今でも全く変わっていません」プリズム・エージェンシー様が掲げる「ホスピタリティ」と「正しい情報提供」。どちらも、システムや物件の情報量ではなく、人に帰着する価値観です。不動産のサービスの本質は人にある。 この前提を共有できているかどうかが、制作会社を選ぶうえで大きな意味を持ちました。「なぜ今の不動産業界で正確な情報が大事なんですか、と聞かれても、業界の歴史から全部話すことになってしまいます。そこをすぐに『なるほど』と理解してもらえるかどうかは、全然違いますよね」加えて評価されたのが、発想力と行動力でした。「自分にはできないような発想と行動力があって、そこはずっとすごいと思っていました」不動産業界の構造を理解していること。そして「人」を軸にした価値観を共有していること。この2点が、他社では踏み切れなかった発注の判断につながりました。顧客の声を載せられない領域で、ホスピタリティをどう表現したか制作を進めるうえで、最も難しかったのが素材の問題でした。社宅のクライアント様も、医療関係のお客様も、機密情報の水準が非常に高い領域です。・取引先企業名を公開できない・お客様の声を掲載できない ・具体的な取引事例を出せない一般的な事例紹介やお客様インタビューといった、信頼を伝えるための定番の手法が、ほぼすべて使えない状態でした。それでいて、伝えたいことは「自分たちはホスピタリティを持っている」という、極めて定性的な価値です。証拠を並べられない状態で、姿勢だけをどう伝えるか。何を出せて何を出せないのかを整理したうえで、言葉とデザインの両面から表現を組み立てていく必要がありました。「リブランディングといっても、どこまで何をすればいいのか、自分たちでもわからない部分がありました」そこで取ったのが、壁打ちをしながら一緒に言語化していく進め方です。・伝えたい価値観を対話のなかから引き出す ・それをコピーとして言語化する ・言語化した価値観をデザイン表現に落とし込む西原様自身も、この過程を振り返ってこう語ります。「こちらのはっきりしない言い方を咀嚼していただいて、すぐ形にしていただきました」素材がないという制約は変わりません。しかしその制約のなかで、何を伝えるかを一緒に定義するところから始めたことが、結果的にリブランディングの実質になりました。【内部リンク挿入位置】不動産会社はブランディング戦略が重要 https://lightdoor.jp/news_article/real-estate-branding制作期間1ヶ月半|進行がスムーズだった理由進行フェーズについて伺うと、返ってきたのは端的な評価でした。「結論、めちゃくちゃスムーズでした」窓口が代表1人でも止まらない進行設計ひとつ目は、連絡の取り方です。「私が業務で忙しくしている部分もあったので、電話でのやり取りではなく、メールを徹底してくれました。そういうところの気遣いも良かったです」プリズム・エージェンシー様では、西原様が制作の窓口を兼ねていました。日中は本業の業務があり、確認のためにまとまった時間を取ることが難しい状況です。そこでLightDoorでは、西原様の業務時間と連絡手段に合わせたうえで、確認をお願いするポイントを絞り込んで進行しました。判断が必要な論点だけをお渡しし、それ以外は完成形まで持っていく。この設計が、忙しい経営者が窓口でも止まらない進行を成立させています。理解とアウトプットの速さもうひとつが、意図の汲み取りの速さでした。「パッと言ったら、すぐご理解いただけました」説明のために資料を用意したり、言い方を変えて何度も伝え直したりする必要がない。最低限のやり取りで進んだことが、スムーズさの実感につながっています。想定より早い納期当初は2ヶ月程度を想定していた制作を、約1ヶ月半で完了しました。「やると決めたら早く進めたかったので、助かりました」西原様はそう振り返ります。途中の要件変更にも柔軟に対応リブランディングは、着手の時点では「どこまでやるか」が確定しにくい性質の取り組みです。プリズム・エージェンシー様の場合も、進行の途中で要件が変わりました。「リブランディングをすると決めたとき、どこまで何をすればいいのかわからなかったので、途中で変更がありました。その部分も柔軟に対応してもらえました」要件の変更に対して「この金額で受けているので対応できません」という反応はなかったといいます。さらに、当初の要件に含まれていなかった論点についても、進行のなかで提起されました。「要件ではないところも、結構掘り下げてくれる方が多かったですね」スタート時点の要件をこなすのではなく、進行のなかで新しく見えてきた課題を一緒に扱う。 この姿勢が、リブランディングという輪郭の曖昧な取り組みには必要でした。完成したサイトへの評価完成したホームページについて伺うと、こう振り返っていただきました。「本当に、ご依頼して良かったです」制作前の打ち合わせの段階から意図を理解してもらえたことが、そのまま進行と成果物のスムーズさにつながったといいます。印象的だったのが、社外からの反応です。同社のロゴを手がけた外部のデザイナーからも、評価が寄せられたといいます。「デザインがすごくいい、と言われました」事業内容を知らない人が見ても、デザインとして成立している。 取引先向けのリブランディングという目的からすると、これは重要な評価軸でした。また、ホームページ制作という当初の依頼範囲を超えたやり取りも生まれています。・関係先の紹介 ・不動産の情報流通に関する連携 ・要件外の相談への対応「ギブしてくれるスタンスがありがたかったですね」と嬉しそうに話してくださいました。完成したホームページはこちら → https://prismagency.co.jp/ ホームページの公開は、リブランディングの完了ではなく起点です。今後については、継続的な情報発信に取り組んでいく方針を伺いました。ホスピタリティと正しい情報提供という2つの価値観を、より多くの取引先に届けていくために、ホームページを使い続けていく。そのための施策として、SEOやMEOも視野に入っているとのことでした。「LightDoorさんはこういう姿勢で信頼できると思ったので、これからのSEOやMEOも含めてお任せしようと思っています」LightDoorとしても、サイトを公開して終わりではなく、事業の成長に合わせて発信を積み上げていく支援を継続してまいります。【内部リンク挿入位置】不動産のMEO対策とは? https://lightdoor.jp/news_article/real-estate-meo会社概要項目内容社名プリズム・エージェンシー株式会社事業内容社宅の仲介およびサポート業務/医療関係者様向け不動産コンサルティング/BPO事業主な取引先社宅代行会社様、企業法人の人事担当者様、医療関係者様支援内容コーポレートサイト制作、リブランディング制作期間約1ヶ月半サイトのURLhttps://prismagency.co.jp/