不動産会社の集客といえば、今もなおポータルサイトが中心です。しかし近年、広告費が高騰しているポータルサイト依存から脱却したい自社で集客できる仕組みを作りたいと考える企業も増えています。今回ご紹介するのは、中野エリアで長年地域密着の不動産事業を展開する松崎ハウジング様の事例です。Instagram運用未経験のチームが挑戦を続けた結果、フォロワーは6,000人を突破。さらにDM経由での反響獲得や次世代への認知など、新たな集客チャネルの構築にも成功しました。その背景には、「まずは自分たちが成功事例となり、そのノウハウを業界全体へ広げていきたい という代表の強い想いがありました。松崎ハウジング様は今もなお、そのロールモデルとなるべく挑戦を続けています。 導入背景|業界のロールモデルを目指して始まったSNSへの挑戦松崎ハウジング様では、以前から代表がSNS活用の必要性を感じていました。しかし単に自社集客のためだけではありません。代表には、「全ての不動産会社のためにも、自分たちが成功のロールモデルにならなければならない」という想いがありました。不動産業界ではこれまで様々な新しい取り組みが生まれてきましたが、業界全体に広がる成功事例は決して多くありません。だからこそ、「まずは自分たちが導入し、成功事例を作り、そのノウハウを業界全体へ広げていきたい」という考えのもと、Instagram運用への挑戦がスタートしました。また、「まずは自分たちが挑戦し、その成功も失敗も含めて業界へ還元したい。 」そんな想いが、現在もSNS運用を続ける原動力になっています。 導入前の課題|ポータルサイト以外の集客経路を作りたい松崎ハウジング様では、中野エリアを中心に賃貸仲介・管理事業を展開しています。同社では早くから、「いつかポータルサイトだけに頼る集客には限界が来る」という危機感を持っていました。実際に、SUUMOなどのポータルサイト依存広告費の増加問い合わせ獲得競争の激化といった課題を感じていたそうです。そのため、「ポータルサイト以外からも反響を獲得できる仕組みを作りたい」という目的でSNS活用に取り組み始めました。運用開始当初|Instagram未経験からのスタート現在アカウント運用を担っているのは、インサイドセールス部門のスタッフの皆様です。しかし当時は、Instagramへの投稿経験なしCanva未経験ストーリーズもほとんど使ったことがないという状態でした。デザインの作り方から学び始め、「どうしたら見やすいか」 「どうしたら反応してもらえるか」を試行錯誤しながら運用を続けていったといいます。転機となった方向転換|“映える物件紹介”をやめた理由運用開始当初は、多くの不動産アカウントと同様に、新築物件ホテルライクな部屋おしゃれなデザイナーズ物件といった「映える物件」を中心に発信していました。「なんか Instagram ってどちらキラキラしてる印象が強かった。どっちかというと映えなんじゃないかって。」しかし運用を続ける中で、ある違和感を感じるようになります。中野地域はシングル物件が多く、管理物件も6割がシングル物件。つまり実際の現場は、「キラキラした物件ばかり」ではありませんでした。そこで、「地場の不動産会社だからこそ、ありのままの地域情報や物件情報を届けた方が価値があるのではないか」という考えに至ります。アカウント名も「松崎ハウジング」から「中野不動産」へ変更。地域密着型の情報発信へと大きく舵を切りました。結果として、ありのままの物件地域の日常情報街のイベント情報などを発信するスタイルへ変化。この方向転換が大きな転機となりました。成果①|フォロワー6,000人超、DMが日常的に届くアカウントへ運用開始から約3年。フォロワー数は6,000人を突破しました。特に大きかったのがストーリーズ運用です。新着物件や退去予定物件などを発信すると、1回の投稿で60〜80件規模のDMが届くこともあるほど反響が増加。もともとInstagramを利用する側だった担当者様も、「こんなに反応が来るとは思わなかった」と振り返ります。成果②|Instagramの方が先に決まる物件も出現運用を続ける中で、想定外の成果も生まれました。ストーリーズへ掲載した物件の中には、投稿直後にDMが殺到翌日に来店予約そのまま申込みというケースも発生。早い物件では、掲載当日〜翌日には申込みが入ることも珍しくありません。また興味深かったのは、Instagram上で反応が良い物件は、ポータルサイトでも反響が良い。逆にInstagramで反応が薄い物件は、ポータルサイトでも苦戦する。という共通点が見えてきたことです。さらに、Instagramはポータルサイト掲載前の情報発信が可能なため、「Instagramを見て問い合わせる方が早い」という状況も生まれました。担当者様も、「ポータルサイトとInstagramは別物だと思っていたが、実はお客様の反応はかなり一致していた」と語っています。成果③|Instagramが次世代オーナーとの接点を生み出したInstagram運用による成果は、入居希望者からの反響だけではありませんでした。特に大きな変化として挙げられたのが、物件オーナーのご家族や次世代の後継者層との接点が生まれたことです。これまで賃貸管理会社との関わりは、オーナー本人が中心でした。しかしInstagramを通じて、「松崎ハウジングはこんな取り組みをしているんだ」「地域でこういう発信をしているんだ」と、次世代を担う息子様・娘様世代にも活動が届くようになりました。担当者様も、「思っていた以上にオーナー様やご家族がInstagramを見てくださっていることに驚きました」と話します。実際に、「うちの物件も掲載してほしい」という相談につながるケースも発生。単なる集客ツールではなく、オーナーとの関係構築や、将来の管理受託にもつながるコミュニケーションチャネルとして機能し始めています。地域のお客様だけでなく、将来会社を引き継ぐ次世代オーナーとの接点をつくる媒体としても少しずつ役割を広げています。こうした積み重ねも、ロールモデルを目指す松崎ハウジング様の新たな挑戦の一つです。成果④|採用・社内コミュニケーションにも好影響Instagramは集客だけでなく採用面にも効果を発揮しています。実際に入社希望者から、「Instagramを見ていました」という声も増加。また社内では、営業担当者がInstagramを通じて物件情報を確認するなど、情報共有ツールとしても活用されています。「まだ見に行けていない物件の様子が分かる」という声もあり、社内コミュニケーションの活性化にもつながっています。成功の裏側|Instagramは決して簡単ではない今回の成功事例を見て、「フォロワー6,000人まで伸びたなら順調だったのだろう」と思われる方もいるかもしれません。また、「プロに頼めば伸びる」「運用代行を入れれば成果が出る」と思われる方もいるでしょう。しかし、担当者様はむしろ「Instagramは決して簡単ではない」と強調します。実際には、成果が見えない期間の方が圧倒的に長かったといいます。現在は地域情報や物件情報を発信するアカウントとして認知されていますが、伸びていなかった時期には、イベント情報地域情報ゴミ出し情報街の話題なども地道に発信し続けていました。担当者様は当時を振り返り、「とにかく成果を出さなければいけないという気持ちでした」と話します。その背景には、「自分たちが不動産業界の成功事例になりたい」という代表の強い想いがありました。何とか結果につなげたい一心で投稿を続け、試行錯誤を重ねてきたといいます。Instagram運用は、決して「任せれば伸びる」ものではありません。ストーリーズを毎日更新し、地域情報を調べ、ポータルサイトよりいち早くお届けするべく投稿を作成する。そうした地道な積み重ねがあって初めて成果につながります。実際に松崎ハウジング様では、成果が見えない時期こそ誰よりも投稿し、誰よりもストーリーズを更新し続けていました。現在も継続的に物件撮影や投稿を行いながら、地域密着アカウントとして情報発信を続けています。だからこそ今、フォロワー6,000人超、DMによる反響獲得という成果につながっています。担当者様も、「忙しいからできないではなく、継続することが一番大事だと思います」と語ります。SNSは始めれば成果が出るものではありません。しかし、「伸びていない時期こそ、とにかく継続した」 正しい方向で継続すれば、確実に会社の資産として積み上がっていく。松崎ハウジング様は今もなお、「不動産業界の成功事例になる」という目標に向かって、試行錯誤を続けています。今後の展望|地域メディアとして中野を盛り上げる今後は物件紹介だけでなく、地域イベント飲食店紹介ファミリー向け情報地域コミュニティ情報などもさらに強化していく予定です。単なる不動産アカウントではなく、「中野という街の魅力を伝える地域メディア」としての役割も担っていきたいと考えています。また地域店舗や事業者とのネットワークを広げ、街全体の活性化にも貢献していく構想を描いています。「SNSを自社の資産にしたい会社」におすすめしたい伴走支援 ご担当者様からは、「Instagramがよく分からない状態からスタートしたので、伴走しながら教えてもらえたのは本当に助かりました」という声もいただきました。SNSは決して「丸投げで成果が出るものではない」とも語られています。実際に松崎ハウジング様では、成果が見えない時期から地道に投稿を続け、ストーリーズを更新し、物件撮影を繰り返し、地域情報を発信し続けてきました。だからこそ今の成果があります。SNS運用において最も重要なのは、ノウハウだけではなく、継続できる仕組みを作ること。そしてその伴走者として、LightDoorを高く評価してくださいました。「単なる業者ではなく、一緒に考えてくれるパートナーだと思っています」「こちらの状況を理解した上で提案してくれるので相談しやすい」「気軽に話せる距離感で伴走してくれるのがありがたい」といったお言葉をいただきました。まとめ|成功事例になると決めた会社が作った、新しい集客の形 Instagram運用未経験のチームが地域密着の情報発信を続け、フォロワー6,000人超・DM反響獲得まで成長した松崎ハウジング様。その背景にあったのは、「まずは自分たちが成功事例となり、不動産業界全体へ広げていきたい」 という代表の強い想いです。松崎ハウジング様は現在も、地域密着型の情報発信を続けながら、業界のロールモデルとなることを目指して挑戦を続けています。 松崎ハウジング様の事例は、「SNS運用は特別な人だけが成功するものではない」ことを証明しています。正しい方向で積み上げれば、会社の資産になる。 「ポータルサイト以外の集客導線を作りたい。」「地域で選ばれる不動産会社になりたい。」そんな不動産会社にとって、松崎ハウジング様の挑戦は大きなヒントになるのではないでしょうか。