LLMO対策の成果はどう報告されるか|月次レポートに入れたい項目と、効果の判定のしかた
この記事は、不動産会社様向けにAI検索対策(LLMO支援)を行っている株式会社LightDoorが書いています。各社の情報は、2026年10月31日・11月1日に確認した公式サイトや公開記事の記載です。順位は付けていません。
月次レポートには、測り方、AIの答えの数字、行った施策、次の施策が入っているかを見ます
LLMO対策の成果報告は、会社によって中身が大きく違います。報告を受け取る側が確かめたいのは、次の4つです。
測り方:どのAIで、どんな質問を、何回聞いた数字か。測った日はいつか
AIの答えの数字:名前が挙がる割合、順位、引用されたページ
その月に行った施策:何をしたから、数字が動いたのか、動かなかったのか
翌月に行うこと:次に何をするか
数字だけで施策の記載がないレポートでは、効いたものが分かりません。施策だけで数字がないレポートでは、効いたかどうかが分かりません。
報告される数字は、3つの層に分かれます
「成果」と呼ばれるものは、次の3つの層に分かれます。層が違うと、測る方法も、動くまでの時間も違います。
層 | 測るもの | 測る方法 |
|---|---|---|
1. AIの答え | 名前が挙がる割合、順位、引用されたページ、誤った情報 | AIに質問を繰り返し聞く |
2. サイトへの流入 | AI経由の訪問数、指名で検索された数 | アクセス解析、検索の管理画面 |
3. 問い合わせ・成約 | AI経由の問い合わせ数、成約数 | 問い合わせ時の聞き取り、CRM |
1の層は、施策のあとに最初に動き、会社が測りやすい層です。2と3は、AIの答えが動いたあとに、時間をおいて動きます。1だけの報告は、会社の収益につながったかどうかが分かりません。2と3だけの報告は、なぜ動いたのかが分かりません。両方を並べて報告する会社を選ぶと、判断しやすくなります。
各社が報告する指標
各社の公式サイトや公開記事に書かれている指標は、次のとおりです。
株式会社Speeeの記事は、「言及率」「平均推奨順位」「第1位推奨率」を、推奨状況の指標(KPI)として挙げています。施策の成果だけでなく、途中の取り組みを見る「プロセスKPI」で効果を検証する考え方も示しています。
オルグロー株式会社は、自社開発の計測ツールで言及率やシェア率を確認でき、施策の前後の数値の変化を把握できるとしています。
株式会社CINCは、想定する質問の定点観測で、言及数・率、AI検索上の言及シェア、引用数・率を測り、AI経由の流入やコンバージョン、競合との比較も合わせて施策の効果を検証するとしています。
株式会社メディアリーチの記事は、想定する質問でのブランド名の露出率、指名検索の数、AI経由のコンバージョンを測る方式を紹介しています。
株式会社ニュートラルワークスは、AI検索での掲載状況、流入数、指名検索数、問い合わせ数を指標にして、月次レポートで報告するとしています。
株式会社PLAN-Bは、AIでの言及数、推奨シェア、好意度、引用率、AI経由のセッション数やコンバージョン数を挙げています(2026年11月1日に公式サイトで確認)。
細かい項目は会社ごとに違いますが、1の層(AIの答え)を毎月測り、2の層(流入)を合わせて報告する形が多く見られます。3の層(問い合わせ・成約)まで報告するかは、会社によって異なります。
なお、メディアリーチの記事は、月額10万円台のプランでは、モニタリングレポートの提供など、限定的な施策にとどまることが多いとしています。レポートの項目が同じでも、その後に何が行われるかは、プランによって違います。
数字を読む前に、確かめる4つの点
AIの答えは、聞くたびに少しずつ変わります。報告された数字は、次の4つがそろっているかを確かめてから読みます。
同じ質問で測っているか:言い回しが変わると、AIが挙げる会社は入れ替わります。
どのAIの数字か:ChatGPTで挙がっても、GeminiやPerplexityでは挙がらないことがあります。AIごとに分けて報告されているかを見ます。
何回聞いた数字か:1回だけの結果は、たまたまの可能性があります。
施策の日付と、測った日が書いてあるか:何をしたあとの数字かが分かると、効いたものが分かります。
「効いた」と言える幅は、始める前に決めます
AIの答えは、日によっても動きます。どれだけ動けば効いたと言えるかを決めずに始めると、数字が上がれば「効いた」、下がれば「ばらつき」と、あとから都合のよい説明ができてしまいます。
そのため、次の2つを、契約の前に会社に確認します。
「効いた」と言える変化の幅を、始める前に決めるか
判定を、いつ、誰が、どの基準で行うか
Speeeの記事は、施策の開始から3〜6か月ほどで初期の言及や引用の増加が見え始めるとしています。判定の時期は、この期間を踏まえて、3か月ごとなど、区切りを決めておきます。
不動産会社の場合
不動産会社の報告で、特に確かめたいのは次の点です。
地域と業態に分けて報告されるか:「〇〇区の賃貸仲介」と「〇〇区の売却」では、挙がる会社が違います。全体の平均だけでは、どの商圏で動いたかが分かりません。
社名で聞かれたときの答えも測るか:社名なしで聞かれたときに候補に入るかと、社名で聞かれたときに事実のとおりに紹介されるかは、別の問題です。設立年や実績の数、料金などが誤って答えられていないかも、報告に入れます。
AI経由の問い合わせを、どう数えるか:お客様が「AIで見た」と言わない問い合わせもあるため、問い合わせ時の聞き取りの方法も、あわせて決めます。
弊社が自社で測った例では、AIの答えの層と、流入、問い合わせの層は、次のように別々に動きました。
AIの答え:Instagram運用代行の支援について、名前が挙がった割合は、2026年8月26日の12.2%から9月29日の46.9%になりました(4つのAIに同じ質問を336回)。
サイトへの流入:AIからサイトに来た訪問は、2026年5月の月6回から、9月は月37回になりました。
問い合わせ:2026年7月末から9月末に、AI経由でいただいたご相談は2件で、そのうち1件はご契約に至っています。
AIの答えの数字は1か月で動きましたが、問い合わせの数は、まだ2件です。層ごとに分けて報告しないと、どこまで進んだかが分かりません。
LightDoorの月次レポート
弊社は、毎月同じ条件で測り直し、次の内容を報告します。
同じ条件で測り直した結果:名前が挙がる割合、3位以内に入る割合、御社のサイトがAIの答えに引用された割合を、ChatGPT・Claude・Perplexity・Gemini・GoogleのAIモード・GoogleのAIによる概要の6つのAIごとに、数字で出します
前の月との差と、動いたと言えるか
その月に行った施策
翌月に行うこと
「効いた」と言える変化の幅は始める前に決め、3か月ごとにその基準で判定します。何か月で必ず上がる、というお約束はしていません。御社と競合の順位、AIが読んでいるページ、誤った情報の一覧と出どころは、最初の1か月の精密分析レポートでお渡しします。月額プランは、コンサルティング月10万円、実行支援月25万円(いずれも税別)を、準備の1か月(初期費用20万円・税別)のあと6か月です。
よくあるご質問
レポートは、どれくらいの頻度で受け取れますか。
会社によって違います。弊社は毎月です。公開記事には、レポートの提出頻度が書かれていないものも多いため、頻度は契約の前に確かめます。
AI経由の問い合わせは、数えられますか。
AIの答えを経由した問い合わせは、アクセス解析だけでは分からないことがあります。問い合わせフォームに「どこで知りましたか」の欄を置き、AIと答えた件数を数える方法が、まず取り組みやすい形です。
数字が動かなかった月は、どう報告されますか。
動かなかったことと、その月に行った施策、翌月の方針を、そのまま報告するのが、よいレポートです。弊社は、動かなかった場合も、そのとおりに報告します。
自分でも、AIに聞いて確かめられますか。
できます。「〇〇(地域)で、〇〇(業態)に強い会社を教えてください」「〇〇(社名)はどんな会社ですか」を、ChatGPTとGeminiに聞いてみてください。1回だけでなく、言い回しを変えて何通りか聞くと、実態に近くなります。
出典(2026年10月31日・11月1日確認)
株式会社Speee「LLMOコンサル・AIOコンサル おすすめ14選」(2026年10月28日更新) https://webanalytics.speee.jp/media/article/llmo-consulting-vendor/
株式会社メディアリーチ「LLMO・GEO・AIO対策の費用相場」(2026年9月8日更新) https://mediareach.co.jp/blog/llmo-geo-aio--price-japan
オルグロー株式会社「LLMOコンサルティング」 https://white-link.com/llmo/
株式会社CINC「AI検索最適化コンサルティング」 https://www.cinc-j.co.jp/service/analytics/geoconsulting
株式会社ニュートラルワークス https://n-works.link/llmo-realestate
株式会社PLAN-B https://www.plan-b.co.jp/solution/seo/llmo-consulting/
株式会社LightDoor「LLMO対策会社の比較(15社)」(各社の計測と報告の項目) https://lightdoor.jp/news_article/llmo-kaisha-hikaku
株式会社LightDoor「AI検索対策(LLMO支援)」 https://lightdoor.jp/llmo
株式会社LightDoor「自社で2回試したAI検索対策」 https://lightdoor.jp/news_article/llmo-self-test
株式会社LightDoor「LLMO対策の実績は、どう確かめるか」 https://lightdoor.jp/news_article/llmo-jisseki
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この記事を書いた人
ライトドア編集部
「ポータル依存を脱却して、自分たちで集客できるようになりたい」そんな不動産会社様の課題に向き合い続けている実務者集団です。 Instagram・Web広告・LP設計・SEO/AIO・LINE導線設計を軸に、実際の運用現場から得た実践的ノウハウを発信しています。
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